退職してドバイ→アブダビ→ローマ→アテネ→サントリーニ島→ウィーン→プラハ→トロムソ→香港/クアラルンプール→シンガポールを旅した

travel

出立

9月末で新卒から10年勤めた会社を退職することになった。最初から広告をずっとやってきて、3年目くらいに立ち上げから携わったプロダクトに大筋ではずっと関わってきたわけだが、ビジネスの成長や環境の変化に伴って必要になった機能や解決したい課題が無限に発生するので退屈しなかったし技術的にも幅広く面白いことができた。最近は組織全体のデータマネージメントを担っていて AWS ブログに寄稿したりもした。同僚や環境に恵まれてここまでやってこれたと思うし感謝している。

AJA SSP が Apache Iceberg と AWS Glue Data Catalog でペタバイトスケールのデータ基盤の柔軟なクエリエンジンの選択とクエリの高速化を実現 | Amazon Web Services ブログ

8月中旬に最終出社を終え大阪万博に3日行った。早朝からゲートに並んでダヴィンチのメモのイタリア舘や、ロダンの手の彫刻のフランス舘、森の中を探索する住友舘などのパビリオンを巡り、夜はずとまよのライブや大屋根リングの上で花火を見たりした。とても暑くて人も多かったけど行ってよかった。

そして9月のはじめから6年ぶりの海外旅行に出た。

ドバイ、アブダビ (9/4-5)

入国時に旅行者用の SIM がもらえた。UAE は povo の レギュラートッピングの対象外なのでトリファの esim を買っておいたがその必要はなかったようだ。ただ povo でエリアトッピングを購入してしまうと使い終わるか期限が切れるまでレギュラートッピングが購入できないという罠がありトリファも用意しておいて良かった。

空港から中心地までは Metro で向かうことができて、翌日アブダビへバスで向かう際に交通系の IC カード Nol Card が必要になるので駅の自販機で購入し翌日の分もチャージして乗った。購入の際に Standard か Gold かが選べて、Gold だと専用の車両に乗れる代わりに単価が倍になるようだった。

ホテルは四つ星で隣の駅がドバイモールと立地もいいが、一泊 1 万円程度とお手頃だった。全体的にホテルは安い。41階の部屋で景色もよくエレベーターも高速で快適だった。

ブルジュハリファの展望台の予約の時間が迫っていたので Metro に乗ってドバイモール/ブルジュハリファ駅へ。駅の近くに Sky view というのがあるがそこではない。駅名と反して滅茶苦茶離れたドバイモールまで行き、さらにそこから地上階にある展望台への入口を探さなければならない。結局時間内には辿り着けなかったがなんとかなった。

予約したのは通常の 125 階に加えて、555 m の 148階展望デッキ At the Top SKY にも行けるチケット。ラウンジでアラビックコーヒーとお菓子が提供された後、超高速エレベーターで 148 階まで昇り外に出ると他の高層ビルがミニチュアのように見えた。すごい風で髪が逆立つ。

夕食は TimeOut Market というフードコートのような場所で食べた。ラーメンが 65 ディルハム (2600円)。物価の高さを感じる。

その後、ホテルに戻ろうとモールを右往左往していると終電が終わってしまった。結局モールの外を大きく迂回し何とかホテルまで辿り着いたのが1時過ぎ。疲れた。しかし治安が良いとは聞いていたが、実際夜中に歩いていてもすれ違う人が多くて全く不安を感じなかった。スタバも含めて24時間営業の店も多かった。

翌日、2時間半ほどかけてアブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクへ。アブダビではバスに乗るのに Nol Card ではなく Hafilat Card というのが必要でメインバスステーションで購入できた。大体 2 AED に距離で少し加算されるシステムで、乗る際と降りる際にそれぞれタッチする必要がある。バスステーションのトイレが紙がなくシャワーだけある形式で困った。

バスを降りてモスクを真っ直ぐ目指したのだが入口が見つからない。聞いてみるとドームの地下にモスクへの通路が続いていることが分かった。これに気づくまで42度の猛暑の中を彷徨った。

モスクはとにかく豪華。真っ白な建物は格好良いし床は常に磨かれていてピカピカ。大きなシャンデリアが何個も吊られていた。

ローマ、バチカン (9/6-7)

土日の滞在だったので日曜やっていないバチカンへ先に向かうことにした。バスはクレジットカードで Touch & Go することができるのでチケット等買う必要がなくて楽だった。100分間の時間制で、この間は再度 Touch しても請求されないらしい。

サン・ピエトロ広場に入ると今年教皇に就任したレオ14世が演説をしていた。2025年は25年ごとにある聖年なので通常の水曜に加えて土曜も隔週を目安に謁見があるとのこと。

サン・ピエトロ大聖堂とバチカン美術館にも行った。予約をしていなかったのでかなり並ぶ羽目になったが、なんとか入ることができた。共に想像よりもはるかに見るものが多くガイドを頼めばよかったと後悔した。絵だけではなく床の模様について解説していたりして情報量が全然違う。

その後コロッセオに向かったが当日券が買えず入れなかった。しょうがないのでチケットが必要ないトレビの泉やスペイン広場を巡った。

次の日はナポリやフィレンツェに足を伸ばそうとしたがバスが全然来なくて電車に乗り損ねたので、ローマで過ごすことにした。Google Maps に従うと一本丸々バスが来ないということや別の方向に行ってしまうこともあったので余裕を持って動いた方が良さそうだ。駅の案内も終点名が略されてたりして慣れてないと分かりづらく感じた。遊ばせてる電光掲示板を活用してほしい。ともあれ、予約はしていないけど古代ローマ時代の遺跡、フォロ・ロマーノを外からでも見に行こうとしたら入り口脇のチケットオフィスで無料チケットがもらえた。なんと第一日曜日は公共の文化施設が無料になり予約の対象外らしい。このチケットでコロッセオに入ることもできた。結果的にローマで過ごしてよかった。

ローマ3大パスタも全て食べることができた。 カチョ・エ・ぺぺはペコリーノチーズを使ったシンプルな料理で思ったより塩味が強い。

カルボナーラは生クリームを使わないのが日本のレシピと異なるそうだ。

アマトリチャーナはうどんのような太麺で出てきた。

アテネ、サントリーニ島 (9/8-9)

ギリシャの Metro もクレジットカードで Touch & Go できるのでチケットを買う必要がなくて楽。ただどの電車がどの路線なのかが分かりづらかった。車体の帯の色で区別できるみたいだがオレンジの帯の車両が二種類あった。空港駅の電光掲示板には何も表示されてないし車内の電光掲示板にも次の駅は表示されない。空港から出る Metro は一路線なので来たやつに乗ればよいようだが Suburban Railway というのも出ているので注意する必要がある。

アテネではパルテノン神殿があるアクロポリスとへファイストス神殿がある古代アゴラを訪れた。見た目が似ているがどちらも紀元前5世紀に建てられたらしい。

ギリシャ料理も食べた。ムサカとザジキというヨーグルトのディップ。あとウーゾというアニス風味のリキュール。思ったよりボリュームが多かったが ウーゾが食欲を増進してくれた気がする?

サントリーニ島はやはり白い建物が有名で、島の北にある村、イアの夕日は世界で一番美しい夕日と言われている。なのでイアの海沿いに宿を取ったのだが、白い建物や青いドーム、夕日を見るスポットは上にあるため傾斜のある階段を登ることになり大変だった。

バスが現金しか受けつけてくれず混んでいると乗れないこともあるようだったので送迎を頼んだが、ホテルが呼んだドライバーも現金しか受け付けてくれなかった。物価は高いし空港まわりには異常に評価が低い飲食店しかなかった。でも景色が綺麗なのは間違いない。島で作られている白ワインを飲みながらエーゲ海を眺めて過ごすのも悪くなかった。

ウィーン (9/10-11)

ウィーンの公共交通の料金もローマと同じく時間制。時間は券売機とは別の機械に通して打刻した時点から始まる。打刻しないで乗ると罰金らしいがチケットのチェックすら行われているのは見なかった。

ウィーンといえば音楽の都ということで国立歌劇場にオペラを見に行った。Iolanta というチャイコフスキーが最後に作曲した全一幕の作品で盲目の王女の話。ロージェというボックス席の前列で見た。下の席は鞄などをクロークに預ける必要があるが、ロージェの場合は各部屋に置く場所があったので不要だった。各席に翻訳表示用のディスプレイが付いているのでストーリーも追うことができるようになっている。190ユーロ (33000円) となかなかの値段だったが、すごく良かった。

国立歌劇場のすぐ近くにあるザッハトルテ発祥のホテルザッハーのカフェにも行ってきた。セットの飲み物はSacher Melangeにした。水も付いてくるのは貴族が使ったスプーンをそのまま置かなくていいようにする名残らしい。とても美味しかった。日本人が多かった気がする。

美術史博物館には人月の神話の表紙でも使われているブリューゲルのバベルの塔があった。

館内のカフェでヴィーナー・シュニッツェルを食べた。国立歌劇場もそうだったが建物自体が豪華なので貴族の気分になれる。

街並みも綺麗で、モーツァルトの結婚式会場にもなったシュテファン大聖堂を含むウィーン歴史地区は世界遺産になっている。

プラハ (9/11)

ウィーンから電車でプラハへ。隣の国だが言語も通貨も街の雰囲気も違う。バスは Touch & Go できる。

プラハといえば世界最古で最大の城、プラハ城が有名。今は大統領府として使われている。行ってみると城というより宮殿や街のようなイメージだった。

あとはカレル橋。像が並んでいるのが特徴的で、ミッションインポッシブルにも出てくる。

チェコ料理の牛肉のシチュー、Pilsen Goulash を食べた。ビールも美味しい。

トロムソ (9/12-15)

トロムソはノルウェーの都市で世界最北端のマクドナルドやバーガーキング、植物園などがある。北極圏だが海流の関係で気温はそれほど低くならないらしく昼間はジャケット一枚で過ごせた。

鉄道は走っておらずバスは時間制。Svipperというアプリからチケットを買うことができる。

昼は植物園や水族館、美術館やトロールミュージアムを見に行ったり、トナカイ肉のホットドッグやハンバーガーを食べたり空港の近くにある Jekta というショッピングモールの魚屋にフィッシュケーキを買いにいったりした。

土曜は街に出店が並び賑わっていたが、日曜は Jekta 含めてやってない店が多かった。

トロムソといえばやはりオーロラ。夜には 7-8 時ころから 5-7 時間ほどかけてバスでオーロラが見えるスポットを探しに行くツアーが複数開催されていて二日間ツアーに参加した。一日目は曇っていてフィンランド近くまで行くことになったが二日目は晴れていたので比較的近場で見ることができた。見るといっても目視では星空の中に白い線や薄いカーテンのようなものが見える程度だったが、カメラ越しに見える緑や赤の幕は綺麗だった。色の違いは高度によるものでその辺りの説明はガイドがしてくれた。

島の西にある Eide Handel という品揃え豊富なスーパーでお土産にビールを買った。空港のお土産売り場は小規模で、免税店もオスロ経由では国内便だからか入れないエリアにあったので期待しない方がよい。なお物価が高いのでお土産も高い。

帰りはバンコク経由の便に乗る予定だったが、霧のため欠航してしまった。EUの法律の従い代わりの便が用意され香港経由に。これにより予定から一日帰るのが遅れて帰国直後空港最寄りのコワーキングスペースに駆け込むことになる。

香港 (9/16)

乗継時間が7時間以上あったので入国して観光することにしようとしたところイミグレーションに向かう道中、警察のような人に声をかけられ取り調べのようなものを受けた。どこにどういう手段で行ったとか、公務旅行行く予定あるかとか。何かの手違いで捕まるんじゃないかと緊張した。

空港から香港島へはエアポート・エクスプレスで行くことができるが、券売機が現金しか入れられなかった。街でも現金か日本の Suica のようなオクトパスカードでしか払えない店があったりと、意外とクレジットカードが使えない場面が多かった。物価はとても安い。ここまで訪れたドバイやヨーロッパと比べると尚更だ。あと英語は通じないことがあった。

世界三大夜景を見るためミニバスでヴィクトリア・ピークに向かおうとしたが乗り場が全然見つからない。高い建物が多くGPSがずれまくる。結局路上ではなく建物に入ったところにあるのを見つけた。分かりづらい。ミニバスはクレジットカードは対応しておらず現金のお釣りは出ない。普通のバスはクレジットカードで Touch & Go できたのでそちらの方が使いやすそうだが、そっちはそっちでどのバスに乗れば良いのか分からなかった。

夜景はすごく綺麗だった。三大というが一番ではないか。

クアラルンプール (9/20-21)

一度日本に戻って両親を連れて向かった。ホテルは KL Sentral 駅の近くに取ったので空港からのアクセスは良かったが、繁華街の Bukit Bintang まではやや遠く感じた。

地下鉄もモノレールも丸いトークンが乗車券になっていて、入り口でタッチし出口で投入すると出られる仕組みだった。それと合わせてかモノレールの内装がゲームセンターのイラストになっていた。クレジットカードが使える券売機も少ないながら存在したが、モスクの入場に現金が必要だったりはしたのでいくらかは持っていった方がいいと思う。

クアラルンプールはマレー語で泥の川の合流地点の意味で、実際マスジッド・ジャメの近くに二つの川の合流地点があった。

マレーシアはマレー、中国、インドの多民族国家で各民族の文化や料理がある。朝食の定番カヤトーストやエッグタルト、ナシレマや中華料理、カレーを食べたがどれもすごく美味しかった。

KLタワー、ペトロナスツインタワー、セントラルマーケット、関帝廟にモスクにヒンドゥー教の寺院と定番スポットは大体行った。KLタワーへは配車アプリ Grab で向かったが安価で便利だった。

シンガポール (9/22-9/23)

世界遺産になっているシンガポール植物園に行った。蘭を中心に南国らしい植物を見ることができた。バニラが蘭の仲間だということを知った。

シンガポールと言えばマリーナベイサンズということで一泊泊まってみた。部屋に入ると自動でカーテンが開いてテンションが上がる。シティビューの35階でベイの向こう側にマーライオンがいる。

サービスも部屋の設備もさすが五つ星で、無料アメニティにTWGのティーバッグがあったり櫛も二種類、爪切り、バスボムまであった。風呂は大理石でバスローブの肌触りは最高。茶葉やアルコールは有料だが旅館のビールのような割高価格ではなさそうだった。

最上階の一部は展望デッキになっていて誰でも行けるが、残りのインフィニティプールは宿泊者しか入れずカードのチェックがある。部屋で水着に着替えバスローブを羽織って向かえばタオルや水は上でもらえる。ジャグジーもあった。

プールサイドでゆっくりしたいところだが、夜はガーデン・バイ・ザ・ベイや噴水のショー、宿泊者しか行けない生演奏付きのラウンジや行ってないがナイトサファリもあってやることが盛り沢山。時間も被っていたりするので忙しい。シティビューだったので噴水ショーを部屋から見ようと思っていたが、展望デッキから見たガーデン・バイ・ザ・ベイのショーが思ったより遠く音も聞こえなかったので下で見て正解だったと思う。

帰国前に空港の第1ターミナルにあるジュエルの滝も見てきた。

Google Maps によると 9月は 34000km ほど移動したらしい。あっという間だったが充実した夏休みだった。すっかり働く感覚が抜けているのでなんとか取り戻していこうと思う。